別所温泉で『岳の幟』

別所温泉に伝わる伝統の行事。かつては雨乞いの儀式でしたが、長野オリンピック閉会式のアトラクションとして採用され有名に。
別所温泉の岳の幟行事という名称で『記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財』に選択されています。

岳の幟

 

別所温泉街でささら踊りや三頭獅子舞が奉納される

1504年(永正元年)におきた大旱魃の折、夫神岳(1250.1m)に雨乞いを祈願。
山頂に九頭竜権現を祀った祠を建立、毎年各家で織った3丈の長幟を奉納したことが始まりという。

現在では7月15日に一番近い日曜に『岳の幟』が、前日の土曜に『祇園祭』が行なわれています。

日曜の『岳の幟』は、まず、朝、里人が夫神岳の頂上にある九頭龍神に反物を供えて、雨乞いを祈願することから始まります。
続いて、祈願した反物を、先に笹のついた青竹に吊るし、山を下ります。
さらに別所温泉に向けて青竹に色とりどりの反物をくくりつけた幟の行列が練り歩き、笛や太鼓に合わせてささら踊りや三頭獅子舞が奉納されます。

地元で『岳の幟』を運営する「岳の会」によれば、2016年で512回目を数えることになるとのこと。
「もともと塩田平は雨が少なく旱魃(かんばつ)に悩まされた場所。だから溜池も多いのです。雨乞いはまさにそうした風土から生まれた儀式です。幟に使った反物でゆかたを作り着ると病気にならないともいわれています」

地元では、『岳の幟』のほか、青森県の青森県弘前市・岩木山の『神賑祭』(しんじんさい)や福島県二本松市の『木幡の幡祭り』(こはたのはたまつり)を「日本三大旗祭り」としています。

【例年の行事スケジュール】(詳細は確認してからお出かけを)
6:00頃=夫神岳山頂で神事
8:00頃=日影地区行列が出発
9:00頃=石湯前でささら踊・三頭獅子舞
10:00頃=大湯前でささら踊・三頭獅子舞
11:00頃=相染閣でささら踊・三頭獅子舞
12:00頃=別所神社でささら踊・三頭獅子舞奉納

岳の幟
 

別所温泉岳の幟 DATA

開催日 2016年7月17日(日)
開催時間 6:00〜
所在地 長野県上田市別所温泉
場所 別所温泉・夫神岳山頂
地図
電車・バスで JR・しなの鉄道上田駅から徒歩で12分
ドライブで 上信越自動車道上田菅平ICから15分
問い合わせ 上田市観光課TEL:0268-23-5408/FAX:0268-23-7355

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